今井塗装
塗装仕様
住宅の塗替え工事で、当方での主な塗装仕様です

塗替え工事で、できるだけ長持ちさせるには、溶剤系の塗料が良いのですが、環境や臭いから、使いにくくなっております。
又、 すでに塗られてある塗料の種類によっては、溶剤系の塗料が使えない場合もあります。
最近では水性系、弱溶剤系でも大変良い塗料が開発されており、弱溶剤系、水性系に変わっています。
塗り替え工事での近隣の状況や、塗り替え箇所や下地によりケースバイ、ケースで 使いわけをしています。


塗装方法

塗り替え工事では模様をつけて塗ることは少ないです。(模様をつけない方が汚れも着き難く、雨水も含みにくい)
塗装方法もローラーで塗る事が多いです。ローラーの方が吹き付けより時間はかかりますが、外壁など小さな穴や隙間に入り易く、面 が緻密になります。又飛散も少なく区切りながらできて、やり易いです。
外壁で、スポンジローラーは一度に多めに塗れますが、ローラー目が出て、塗り継ぎとコーナー部がわかりやすく、当方ではあまり使わない事が多いです。
刷毛やローラーでの塗装では塗料 の塗り過ぎる事はありません。(一部の特殊プライマーはできるだけ薄い方が良い場合はあります。)できるだけ多く塗った方が長持ちします。
平らに塗って一度に多く塗る事は難しいです。当方ではできるだけ多く塗れるローラーを選んでいますが。もっと一度に多くの量 が塗れるローラーがあれば良いと、思っています。
弾性リシンは吹き付け塗装です。


当方で使う主なローラーです

 
スポンジローラー
 
当方で 使用のローラー

※水性塗料は薄め過ぎると性能が少し落ちます。 一寸多めに希釈すると作業時間が大きく短縮され塗布量 は少なくなり、使う材料が少なくなります。仕上がりは見た目で分かりません。規定内の希釈でできるだけ多く塗るようにした方が 良いです。


屋根、鉄部

コロニアル
セメント瓦

高圧洗浄⇒プライマー(1〜2回)⇒上塗り(2〜3回)

弱溶剤系、 強溶剤系プライマー
2液弱溶剤アクリルシリコン
2液強溶剤アクリルシリコン

トタン屋根
霧除けトタン
鉄部

ケレン⇒プライマーか錆び止め(1〜2回)⇒上塗り1〜2回
(下地の程度により錆び止めをつかわない事も、あります)

プライマーか錆び止め
(上塗りにより変わります)
2液強溶剤エポキシウレタン
2液弱溶剤アクリルシリコン
2液弱溶剤ウレタン


錆び止めは鉄の金属面に塗って一番効率的に効果を出せるわけですが、手摺や、鉄骨、トタンなどの塗り替えでは、鉄面 より旧塗膜の上に塗る方が多くなります。(錆や旧塗膜を電動工具などで、剥離して光っている金属面 に塗るのが理想です)
10種類位のJIS規格の錆び止めより、点錆びや旧塗膜の上に塗ることを考えてつくられた錆び止めが良いようです。当方では2液弱溶剤ウレタン系、エポキシ系が多いです。


軒天、漆喰

軒天、漆喰
ケレン⇒つなぎめ処理⇒上塗り2回 1液弱溶剤カチオンタイプ
木目調で程度が良い時
清掃⇒上塗り2回 2液弱溶剤ウレタンクリアー

ハフ板(トタンのハフ板はトタン屋根と同じです)

ハフ板(木製)
ケレン⇒上塗り2〜4回
2液強溶剤エポキシウレタン
グラファイトペイント
2液弱溶剤 ウレタン

木は水分により、伸縮があります。硬化して硬い塗料は基本的に剥げやすいです。
使い易さや、塗り易さで、いわゆるペンキ(合成樹脂調合ペイント)が非常に長い間使われてきており、現在も使われています。塗膜は硬いです。
また、塗り替え時には木が劣化していて、上塗り塗料で塗り込んでいくと、4〜5回塗りになる事もあります。(ペンキを使う場合はこれが一番長持ちするようです)2〜3回塗りできれいにする為に、下塗り塗料を使うと、めくれて剥げ易くなります。
調合ペイントは塗膜が空気中の酸素により、硬化して硬くなるのに時間がかかります。そのぶん合成樹脂調合ペイントより長持ちするようです。


 
グラファイトペイントで塗替え例。8年後の写真です。(ハフ板)   グラファイトペイントで塗替え例。8年後の写真です。(ハフ板)

 
グラファイトペイントで塗替え例。5.5年後の写真です。(ハフ板)   グラファイトペイントで塗替え例。5.5年後の写真です。(ポスト)

 

木部は、雨で濡れたり直射日光があたり、伸縮します。
柔らかい塗膜の塗料が良いです。当方では2液強溶剤エポキシウレタンを使う事が多いです。トタンにももちろんOKです。ペンキが塗られてあっても塗れることが多いです。色と艶消しがOKならグラファイトペイントも長持ちいたします。弱溶剤系も柔らかいものが良いと思います。ペンキを塗っては長持ちいたしません。

ブリキのハフ板を2液強溶剤エポキシウレタンで塗り替え例、2年後の写 真です。(ハフ板)    

◆グラファイトペイント=リンぺン状の顔料(成分はカーボン)を使用している。当方の経験では鉄骨に塗った現場もありますが、かなり長持ちしています。



お客様にはできるだけ取り替えることをお勧めしますが、塗るときは良くケレンをして長持ちする塗料で、できるだけ費用を安くしています。


ケレン⇒上塗り1〜2回(プライマーが必要な事もあります) 2液強溶剤エポキシウレタン
プライマー塗り⇒ 各種上塗り塗料

外壁(モルタル、ALC)

ヒビを心配したり、下地にコーキングが多い場合 高圧洗浄⇒ヒビ等処理⇒溶剤プライマー⇒壁面防水の下塗り2回⇒上塗り2回 下塗りー弾性材(防水材規格の)
上塗りー2液強溶剤弾性アクリルウレタン
ヒビの心配が低い 高圧洗浄⇒ヒビ処理⇒微弾性フィラー2回(上塗りに合わせる)⇒上塗り2回
単層弾性はフィラーを使わずプライマー⇒単層弾性2回の塗り方もあります
弾性リシンは溶剤プライマー⇒2回吹き付け

2液強溶剤アクリルシリコンセラミック複合
2液強溶剤弾性アクリルウレタン
2液弱溶剤アクリルシリコン
2液弱溶剤ウレタンセラミック複合
2液水性アクリルシリコンセラミック複合
1液水性アクリルシリコンセラミック複合(単層弾性)
ナノコンポジットW (水谷ペイント)
光触媒塗料(当方ではまだ工事例が有りません)
弾性リシン吹き付け


◆2液強溶剤塗料には上塗りの下塗りのあるタイプと無いタイプがあります。下塗りの無いタイプの塗り重ねには、塗り重ね時間には注意が必要です。
◆微弾性フィラーは2液強溶剤塗料を上塗りする時は、一定量以上の塗布量 が必要です。又2液強溶剤用の微弾性フィラーもあります。


外壁(金属、無機系サイディング)

サイディング
高圧洗浄⇒ヒビ処理やコーキングの補修あるいはコーキングのやり直し⇒プライマー⇒上塗り2〜4回

使用塗料は上記の外壁とほぼ同じです


木部の木地仕上げ

下地処理
カビ抜き、染み抜き、場合によりあく洗いや、ニス等が塗ってあると剥離します アク洗い剤、剥離剤、カビ抜き剤、染み抜き剤
塗装
セトール3〜5回

 
塗り替え前
 
塗り替え直後

木目を生かす塗装の塗料はキシラデコール(ドイツ)、セトール(オランダ)、日本製、とあります。当方の経験ではキシラデコールは劣化してくると、めくれて剥げてきます。(内部に塗るとダニにはきわめて効果 があります。当方で確認しました)セトール は劣化してくると、塗ったのがわからなくなります。いずれにしてもこのタイプの塗装は定期的にメンテナンスが必要と思います。ログハウスにはセトールが多く使われています。
塗り替え前
塗り替え直後

鏡板、雨戸

取り替えが容易な部位です。木製の鏡板の場合はケイカル板を貼ってから外壁と同じに仕上げる事を勧めています。

下地処理
ケレンと清掃を良くして、程度によりプライマーや錆び止めを塗る時もあります。
上塗り
2液強溶剤エポキシウレタン
2液弱溶剤アクリルシリコン
2液弱溶剤ウレタン

塗り替え工事の場合は、新しい物と取り替えた場合の費用の半分以下の費用で、新しい物と同じように長持ちする塗装でないと、お客様にとって、塗り替えて良かった、とならないと思っています。写 真の鏡板は4000円/枚で塗り替えました。ペンキ(OP)を塗るなら、劣化がはやいので塗らないで、そのままできるだけ使ってから取り替えた方が得のように思います。

鏡板塗り替え例。塗り替え後6.5年後の写真です。2液強溶剤エポキシウレタンをプライマー入れてスプレー4回塗り  
左に同じ

※2液の塗料は扱いが、わずらわしく計量にも、使う量により、大、小2台のはかりが必要です。
塗装用具や容器の管理もあります。
強溶剤系の場合の刷毛での塗りにくさもあります。
これらも工夫と慣れで、長持ちする以外にも利点が多く、今までのペンキを塗るのよりも早く仕上げられる場合も有ります。(1回塗りで終る場合は別 ですが。)
慣れると材料の無駄(混ぜると翌日使えない)も極めて少ないです。



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