今井塗装
塗料の種類ー耐用年数の目安
 


主な上塗り塗料の種類

塗料メーカーさんのカタログなどから主な塗料の種類を、私なりに下記の表にまとめてみました。当方では性能や機能の判断の目安が分かりやすいように記してみました。
耐用年数の目安はメーカーさんの表示をそのまま記しました。又、当方での経験値も含めたのもあります。
全ての種類の塗料を経験しているわけではありません。特にフッ素については住宅の塗り替えでは、高額な事もあり一度もありません。使われている建物は知っていて観察はしていますが、自分で塗装したのではありませんので参考にしています。
下記の表はあくまでも参考です。


  ※中間でNoが順序でないのは、新しく発売されたり、当方で抜けていたもので、後での追加の為です。
  色は当方で使う事の多いものや今後使いたいと思っているもの。
  色は従来から使われているもの。現在も使われています。

No
荷姿
溶剤
塗料(樹脂)の種類
耐用年数の目安
特徴
1
2液
強溶剤
フッ素
15〜20
超耐久性
2
2液
フッ素セラミック配合
15〜20
〃   低汚染
3
2液
フッ素弾性
15〜20
4
2液
フッ素弾性セラミック配合
15〜20
〃   低汚染
5
2液
アクリルシリコン
12〜15
6
2液
アクリルシリコンセラミック配合
12〜15
〃   低汚染
7
2液
アクリルシリコン弾性(一部)
12〜15
8
2液
アクリルシリコン弾性セラミック配合
12〜15
〃   低汚染
9
2液
アクリルウレタン
10〜12
10
2液
アクリルウレタンセラミック配合
10〜12
〃   低汚染
11
2液
アクリルウレタン弾性
10〜12
防水材の上塗り
56
2液
〃      (ハルスハイブリット型)
12〜15
12
2液
アクリルウレタン弾性セラミック配合
10〜12
低汚染
13
2液
エポキシウレタン
9〜11
柔らかい
14
2液
弱溶剤
ウレタン
9〜11
使い易い
15
2液
ウレタンセラミック配合
9〜11
〃   低汚染
16
2液
ウレタン弾性
9〜11
柔らかい
17
2液
ウレタン弾性セラミック配合
9〜11
〃   低汚染
58
2液
フッ素セラミック配合
15〜20
超耐候性 低汚染
59
2液
フッ素弾性セラミック配合
15〜20
超耐候性 低汚染
51
2液
アクリルシリコン
12〜15
超耐候性
53
2液
アクリルシリコンセラミック配合
12〜15
〃   低汚染
54
2液
アクリルシリコン弾性
12〜15
55
2液
アクリルシリコン弾性セラミック配合
12〜15
〃   低汚染
18
2液
アクリルウレタン
9〜11
耐候性
19
2液
NAD型特殊シリコン
6〜8
屋根用
43
1液
反応硬化型シリコンセラミック配合
9〜11
上塗り用
20
1液
ウレタン
8〜10
扱い易い
21
1液
ウレタン弾性
8〜10
22
1液
ウレタン弾性セラミック配合
8〜10
23
1液
アクリル
6〜8
24
1液
アクリル弾性
6〜8
25
1液
アクリル弾性セラミック配合
6〜8
26
1液
強溶剤
アクリルー吹き付けタイルの上塗り
5〜7
従来品
50
1液
塩化ビニール
8〜10
耐候性良い
27
1液
アクリル弾性ー吹き付けタイルの上塗り
6〜8
従来品
28
2液
水性
フッ素
15〜20
超耐候性
29
2液
フッ素弾性セラミック配合
15〜20
30
2液
反応硬化型アクリルシリコン
12〜15
44
2液
   〃          弾性
12〜15
31
2液
   〃 アクリルシリコンセラミック配合
12〜15
45
2液
   〃  アクリルシリコン
8〜10
屋根用
52
1液
アクリルシリコン・コロイダルシリカ
10〜12
ナノコンポジット
32
1液
反応硬化型ウレタン
7〜9
扱い易い
33
1液
ウレタン弾性
7〜9
34
1液
ウレタン弾性セラミック配合
7〜9
35
1液
ウレタンシリコン
7〜10
57
1液
アクリルシリコン
8〜12
46
1液
アクリルシリコンセラミック配合
7〜12
上塗り材
47
1液
    〃       弾性
7〜12
上塗り材
48
1液
反応硬化型アクリルシリコン
7〜12
上塗り材
36
1液
反応硬化型アクリルシリコンセラミック複合
7〜9
単層塗材
49
1液
    〃            弾性
7〜12
上塗り材
37
1液
アクリルスタッコのエナメル無し、リシン
4〜6
従来品
38
1液
アクリル弾性ーー弾性リシン
4〜6
従来品
39
1液
反応硬化型アクリル弾性セラミック複合
6〜8
耐候性
40
1液
アクリル弾性ーー単層塗材
5〜7
単層塗材、従来品
41
1液
無機高分子シリカ系
4〜6
コロイダルシリカ
42
1液
アクリルーー通気性
5〜7
通気性

★それぞれのグレードに遮熱塗料や低汚染塗料があります。
★このほかにもアレンジしたものや新しいものがたくさんあると思います。
★ いわゆるペンキは入れませんでしたが耐用年数の目安は3〜5年位かと思います。


 
塗料用語

セラミック塗料   セラミックシリコン塗料

塗装してセラミックになるものは有りません。又、アクリル樹脂やウレタン樹脂のような結合力もありません。
茶わんのように高温で焼かないとセラミックにはなりません。
石の主な成分であるSiO2の微細な粒子が混合されていると考えて良いかと思います。
塗膜表面に無機二酸化硅素の極微粒子がくるようにしてあるようです。分子結合ではないのでウレタン変性などとは違い、セラミック配合とか複合塗料です。
低帯電性、親水性があり水に濡れやすく、水があたる所は、汚れが落ち易い性質があるようです。しかし水が当たらない所では、効果 は少ないと思われます。
セラミック配合でも、そうでなくても塗料の基本性能は変わらず、無機微粒子が表面 にあるうちは紫外線には強いと思われます。
私も試してみましたが、確かに濡れ易いようです。界面活性剤を入れた水や光触媒ほどでは無いような気がしますが、汚れが落ち易ければ良い訳ですが。
セラミックシリコンなる樹脂がある訳ではなく、シリコン樹脂(アクリルシリコン樹脂)にSiO2の微粒子が配合されている塗料です。アクリルシリコンではなくシリコン樹脂は耐熱塗料として、ストーブや ガスレンジなどに使われています。


コロイダルシリカ

10〜50nm(ナノ)位のシリカ(SiO2)粒子が溶媒に分散しいる。
溶媒として水、アルコール、グリコールなどがあり、水分散液では、酸性、アルカリ、中性 とあり、濃度も最近では50%位までのものもあります。単独での塗料膜は難しいです。
用途は最近では、塗料関係が多くなっているようです。低汚染塗料など。繊維や紙の改質剤や鋳型の耐熱バインダー 、段ボール箱の滑り防止などにも使われています。用途が極めて多く、用途に応じた製品があるようです。
同じようにシリカゾル以外にも酸化チタンゾル(光触媒)があり、アルミナやジルコニアもあります。


微弾性塗料

単層塗材でヒビに追従する事は、過大に期待しない方が良いと思います。 2〜5年すると可塑剤が抜けたりなどで、少しずつ硬くなってきます。(以前より良くなっているようです)
いつまでも柔らかい塗膜なら壁面防水の塗料が良いと思います。これですと10年後でも柔らかいです。(12年以上になりますと、上塗りの方が先に劣化して硬くなり、下の弾性塗材の層も少しずつ硬くなります)


強溶剤

トルエンなどを含む揮発性の高い溶剤。ラッカーシンナー、ウレタンシンナー、エポキシシンナーなどがありますが、メーカーさんの専用シンナーを使うのが溶解性や、混合性、乾燥速度などが調節されており、一番確実です。一部のメーカーさんは内容の表示があり、大変役にたちます。


弱溶剤

塗料用シンナーの場合と、専用シンナーのメーカーさんとあります。臭いは少ないのですが、キシレンがある程度入っている場合もあるようです。


シンナー

塗料の薄め液。混合溶剤。水性系は水、弱溶剤系は塗料用シンナーor専用シンナー、強溶剤系は専用シンナー。 樹脂を溶解させる溶剤と薄める為の希釈用溶剤とその塗料の乾燥速度を調節するように溶剤を混合しているようです。 専用シンナーを使うのが良いです。
弱溶剤系は希釈剤的要素の場合が多い。


2液型塗料

使う時に硬化剤を混ぜて使う。一度混ぜると塗料の使用時間は限られる。翌日は固まって使えないものが多い。


チョーキング

塗膜が劣化して粉が着いた様になる事。 樹脂が紫外線などで劣化してなる。
以前は酸化チタン顔料を、製造時の焼成温度が低いアナターゼ型の酸化チタンを使ったりもしていた。アナターゼ型の酸化チタンは光触媒効果 が強く、紫外線で樹脂を分解する。 現在は外部用はルチル型酸化チタンを使い、安定している。


エマルション

溶媒の中に樹脂粒子が分散していて、乾燥すると粒子同士がくっいて膜を作っていく

1、水の中に樹脂(油)が分散しているタイプ、
2、溶剤の中に分散しているタイプ、
3、油の中に水が分散しているタイプがある。

1のタイプは水性塗料や牛乳。2のタイプは弱溶剤系塗料。3のタイプはマヨネーズ。





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