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塗料の種類

 
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塗料の種類-耐用年数の目安

◇塗装仕様(各部の一般的な)
 
記載予定

塗料の種類は、極めて多く、塗料の種類の名前も分かりにくく、耐候性の目安も商品名だけでは、判断しかねます。 塗料については、メーカーさんのカタログが頼りです。
塗り替え工事の仕事は、どのメーカーさんのどの塗料を選択して、いかに塗るかが大切かと思います。新しい塗料は、良いとい思われる物を、使いますが、その機能や性能を、確認する事も大切かと思います。
塗料の種類の詳しい事や価格は、メーカーさんに問い合わせしたり、文献等で調べると良いかと思います。


建築用塗料の種類

樹脂の種類
アクリル ウレタン アクリルウレタン アクリルシリコン(シリコン) フッ素樹脂
溶剤の種類
水      弱溶剤      強溶剤
硬化剤
無し(一液)      有り(ニ液で使用時に混ぜる)
柔軟性
弾性タイプ     弾性でないタイプ
無し     有り
機能
錆び止め  防カビ  低汚染  遮熱や断熱  光触媒
用途
外壁用  屋根用

樹脂の種類では他にエポキシもあります。密着性や硬さにすぐれているので、プライマー、シーラー、錆び止め等には多いです。又床用に多く使われます。耐候性は他の樹脂の方が良いようです。
塗り替え工事において、下地処理や塗装のやり方(塗料の薄め方、塗り方、工程のとり方、塗り回数、天気等)が同じであれば、上塗り塗料の種類により、耐候性や機能は決まります。塗り替え工事の塗装では、新築の塗装と違い、下地処理や塗装過程が良くなければ、いくら良い塗料を使っても、良い結果 にならないと思います。


シリコン塗料とは

シリコン樹脂塗料としては、ストーブやガスレンジに塗られている、低温域の耐熱塗料がそうですが、建築用の塗料では

『シリコン塗料』=『アクリルシリコン塗料』

の事のようです。アクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜているだけでなく、反応させている訳ですが、どの程度かは塗料の種類やメーカ―さんにより異なるようです。
性能も価格も巾が広く、1缶の価格が1液水性シリコン塗料で 7,000円位から2液強溶剤シリコンでは30,000円以上まであります。又同じ種類でも、例えば弱溶剤2液シリコンでメーカ―さんにより、2倍近く価格違うようです。ようするに、種類も性能も機能、価格も極めて多いと言う事だと思われます。


セラミック塗料とは

塗装してセラミックになるわけではなく、二酸化ケイ素(SiO2)を塗料中に混ぜておくか、塗装した時、塗膜表面に二酸化ケイ素を生成させて、水に濡れやすくして、汚れが雨水で落ちやすくしているようです。(従来の塗膜は水滴になり、汚れの内側に水が入りにくく,汚れが落ちにくかったようです)

『セラミック塗料』=『低汚染塗料』

と言えます。セラミックとは関係ありません。低汚染効果は低汚染化方法により、まちまちのようで、これも種類が多いと言う事のようです。

※二酸化ケイ素は石や砂、茶碗、セラミックの成分であり,地球表面上での構成成分の1位の酸素と2位のケイ素で8割近く占めるわけですから、そこいらに、ごろごろしているわけです。塗料に利用するには極めて小さい事が必要のようです。

セラミックシリコン塗料とは

セラミックシリコン塗料=アクリルシリコン樹脂低汚染塗料です。低汚染効果はまちまちです。

塗料の使い方

名称
塗り回数
塗装効果
シーラー
プライマー
1〜2
透明や半透明が多い。素材や旧塗膜に浸透したりして、吸い込みを均一にしたり、上塗りの密着性を上げたりします。
フィラー
弾性塗材
1〜2
目止め、巣穴を埋める、小ヒビを埋める、防水、ヒビ止め効果等。
エナメル
低汚染塗料
2
耐候性、艶出し、各色の色つける、低汚染化、遮熱効果等。

※コロニアル屋根やかき落としリシン外壁などは、シーラーやプライマーを2回塗る事が多いです。
※外壁塗装でもヒビが多い場合や、下地の種類によってはフィラーを2回塗った方が良い場合もあります
※柔らかいものや、温度や湿度で伸縮する物の上に、硬い塗料を。又、溶剤系エナメルの上に水性塗料を塗る事は、基本的に芳しくないようです。

錆び止め塗料

錆び止め塗料の種類は極めて多いです。JISK-5621~5629規格の錆び止め塗料は、錆び止め顔料の事で使う事が少なくなりました。強い錆び止め効果のある顔料は入っていない、ウレタン系やエポキシ系の錆び止め塗料が多くなりました。密着性が強く、塗膜が緻密のようで、効果も良いように思えます。上塗りも耐候性の良い物に変り、上塗りとの相互効果もあるようです。トタン面の塗装も考えると、錆び止め塗料はメッキ面の密着性の良い物が良いように思えます。

2液タイプの塗料

2液タイプの塗料は、はかりで計量しての撹拌混合になります。煩わしいのですが、慣れると、工夫したりして、あたりまえのようになります。塗料の種類やメーカ―さんにより、色々な配合割合があります。


 
写真は18リットル缶の形の硬化剤の缶です。主剤と硬化剤の割合により、色々な大きさの缶があり、せんべいのような物もあります。

 
これも硬化剤の缶です。
形が違います。割合は
主剤:硬化剤=15:1
主剤:硬化剤=9:1
主剤:硬化剤=8:1
主剤:硬化剤=7:1
主剤:硬化剤=5:1
主剤:硬化剤=4:1
主剤:硬化剤=2:1
主剤:硬化剤=1:1 など

 
2k、4k、12kの秤です。


塗料の名前の言い方(カタログや缶などに書いてあります)

塗料の名前も非常に多く、見出し名もまちまちです。名前による印象もあります。系統的に名前と性能、機能を理解するのが、分かりにくくなっています。
塗り替えの工事をする立場では、少しでも良い塗料を使いたいのですが、カタログのすべてをうのみにして使う訳にもいきません。お客様(お施主 様)に対して施工責任があります。
塗料メーカーさんでは商品名で出しますが、カタログだけでは正確に分かりにくい事もありますが、樹脂の種類は、カタログや缶 のどこかに書いてある場合が多いです。
塗膜樹脂にウレタン結合 (化学式-NH-CO-O-)があればウレタン樹脂塗料と言い、エポキシ結合があればエポキシ樹脂塗料と言えます。
両方あればエポキシウレタン樹脂塗料とも言います。
同じ様にウレタン変性樹脂塗料で、アクリルウレタン樹脂塗料があり、シリコン系ではアクリルシリコン樹脂塗料があります。シリコン樹脂塗料、シリコン系塗料などと、どちらか一方を言う場合もあるようです。
アクリルシリコン樹脂塗料 、シリコン樹脂塗料 と言っても 、シリコン成分の割合は、まったくわかりません。メーカーさんにしか分かりません。メーカーさんによっても異なるのかもしれません。
セラミックシリコンなる言い方は、セラミックシリコンなる樹脂があるのでは無く、塗料に、セラミックの一成分で、極めて微細な二酸化硅素が、最終的に塗膜表面 に配合されるように、設計されているようです。分子結合していないので、配合とか複合とか、言われています。(シリコン樹脂は有機化合物と言って良い位です。二酸化硅素は無機化合物)
セラミックシリコンで塗り替えました、と言っても、どのタイプのシリコン系塗料なのかにより、性能も価格も大きく異なります。(セラミックシリコン=シリコン変性アクリル樹脂微粒二酸化硅素配合塗料とも言えると思います。)



グラファイトペイント

鱗片状のグラファイト顔料が配合されている塗料です。色は黒っぽい色のみ。艶消しです。耐候性が良い。滑りやすい。

木部に塗装例   塗り替え工事の経年後-グラファイトペイント9.5年(kk05)


 
グラファイトペイントで塗替え例。8年後の写真です。(ハフ板)
 
グラファイトペイントで塗替え例。8年後の写真です。(ハフ板)

参考資料 関西ペイント[PDF] GRAPHITE-PAINT

低汚染塗料

現在、塗り替え工事で外壁に使われている塗料の多くは、低汚染塗料です。
汚れの着きにくいのと、汚れの落ち易いのとでは若干異なる様です。両方を含めて低汚染塗料と表現されているようです。
汚れに対しては塗料の模様や塗膜の緻密さ、硬さ、親水性、帯電性、乾燥硬化速度等によって異なるようです。
当方でも低汚染塗料の施工例がありますが、かなり効果があります。塀やベランダ壁、ハフ板の雨筋はその汚れの成分にもよりますが、汚れが落ちやすいだけでなく、緻密な塗膜も必要です。
汚れの落ち易いのは、セラミック配合などと言われ、エマルション粒子よりはるかに小さい無機シリカ(SiO2)が配合されているようです。塗膜表面 にシリカを配列させるために、シリカゾル、アミン安定シリカゾル、オルガノシリカゾルなどの混合。(これらは日産化学工業でスノーテックスの 商品名で販売されています。)アルコキシシラン化合物(エチルシリヶートなど)、アルコキシシラン化合物の部分加水分解物、アルコキシシラン化合物の変性したものなどを利用する方法(塗装時あるいは、塗装後シリカを生成させる)は開示されています。塗料のタイプ(水性、弱溶剤、強溶剤、1液か2液か)やメーカーさんにより方法は異なるようですし、低汚染の効果 も異なるようです。(特に水性、弱溶剤系では )塗装工事を請け負うものとしては、ある程度の確認をする事も必要かもしれません。
塗膜が水に濡れ易くなっており、雨が当たるところでは汚れが落ち易いです。雨の当たらない部分では効果 がほとんどないと思います。(庇が多い家では効果の恩恵を受ける部分が少なくなります。当方の経験では壁の上部から、出ている庇の長さの1.5倍の長さまでは、雨の当たる事が少ない様です)
低汚染の程度や持続性は塗料の種類やメーカーさんにより異なるようです。
塗膜が艶が無くなりチョーキングして劣化してくると、汚れは落ちやすくなりますが、塗膜も粉状に近ずき少しずつ薄くなります。



遮熱塗料

塗料の樹脂,あるいわ顔料に、赤外線反射効果のあるものや、セラミックやプラスチックの微少中空体(ピンポン玉 のように中空できわめて小さいもの。中が真空の物もあるようです。真空だと熱伝導率が0になる。)を配合して断熱材的効果を持たせた塗料などがあります。これらの単品や混合の遮熱塗料もあるようです。メーカーさんによりそれぞれのようです。遮熱塗料にも溶剤系や水性など、樹脂ではアクリルシリコンやウレタン、アクリルなど種々あるようです。
当方でもいくつかの施工例があります。遮熱効果についてはメーカーさんなどのデータで効果 あるようですし、実験で塗装版を手で触っても確認できます。一般塗膜で70度C位 、遮熱塗膜で55〜60度C位の違いです。では35度Cでは20〜25度Cにはならず、数度C位 の違いだと思われます。
真夏で工場などの屋根裏の鉄骨は、手で触れない程熱くなります。(仕事で行って経験)定常的にエアコンも使いますので、遮熱の効果 は、リアルタイムの外気温とのエアコンの消費電力のデータをとれば 分かりやすいかも知れません。住宅で住んでいる状態では、熱や音の一番の出入りは窓ですし、新築時の断熱材やペアガラスあるいは2重サッシ等の効果 に比べると実感として分かりにくいかもしれません。
効果があるのは、確かなようですから、家の塗装時に塗料代が少し高いだけですみますから、耐候性の良い遮熱塗料を使うのは良いかと思います。



光触媒塗料

低汚染塗料ですが、上記の低汚染塗料とは異なります。
酸化チタンの光触媒効果を利用した塗料で、汚れの有機物を分解し、強い親水性で雨で汚れを落とします。原理等はカタログなどに記載されていますから、参考にすると良いと思います。
酸化チタンは塗料の中にも白い顔料として使われています。現在の外部用の塗料には、ほとんどが高温焼成の安定したルチル型酸化チタンが使われています。これは光触媒効果 は極めて少ないです。
かなり以前の内部用塗料や安い外部用塗料には、光触媒効果の強い低温焼成のアナターぜ型の酸化チタンが使われていた事もあり、チョーキング現象の一因でもありました。
酸化チタンの顔料の大きくては光触媒効果は少なく、極めて小さな粒子の分散液にした酸化チタンゾルが光触媒であり、粒子が小さいので塗ってもほぼ透明と思われます。光触媒は下地の有機塗膜や樹脂に混ぜた場合、塗膜をも分解します。最近では光触媒を密着しておく事や、下地や塗料の形での塗膜を分解しない工夫がされて、一般 塗料と同じように塗れる形での光触媒塗料として販売されています。
有機物の汚れの分解はしますが、砂ぼこりや錆の雨筋の無機の部分は分解しません。雨の当たる部分は汚れが落ちやすいが、雨の当たらない部分では効果 が減少します。又、反応速度は遅いので、分解以上に汚れる部分では汚れがまさります。
今後ますます、期待される塗料です。


   


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